気になる薄毛をしっかり治療!自毛植毛のポイントとは

こんにちは!AGAにお悩みの皆様に情報を紹介しています。
今日は自毛植毛についてです。
そもそもAGAって?というかたはこちらへ

続きを読む

show less

【選択肢の一つである「自毛植毛」】

薄毛でお悩みの方向けにはいくつかの治療法があります。しかし、AGAがかなり進行してしまって、残された治療法が自毛植毛のみ…そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。薄毛の症状はAGAだけではありません。女性にも薄毛の症状がありますし、加齢や生活場面でのストレス、生活習慣の崩れはもちろん心理的な問題でも起こります。

自毛植毛はそうした薄毛の症状への治療に効果的とされている一方で、そのデメリットが取りざたされることも多く、不安に思っている方もいるかもしれません。
自毛植毛治療をするにあたり、費用面、効果が出るまでの期間なども気になるポイントですよね。そもそも自毛植毛とはどういった治療なのか、どんなメリットやデメリットがあるのかについてご紹介します。手術をする内容や適切なクリニック選び、手術後の副作用に関する情報もご案内していますので、検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

自毛植毛って? 薄毛の段階でも費用は変わる!

そもそも自毛植毛とは、自分の毛髪・グラフトを採取して、患部に移植させることをいいます。簡単に言うと、自分の毛を使って薄毛を治療する方法となります。
AGAをはじめとした複数の薄毛症状で、生え際や頭頂部が薄くなってしまった、ということはあっても、後頭部などに毛が残っているという方は多いでしょう。これは男性ホルモンが影響していますが、この残った後頭部などの毛髪を細胞から採取し、頭頂部などに移植していくのです。

毛髪を細胞から移植するには、毛を作り出している毛包から1グラフト(1株)を取り出す必要があります。このグラフトとは毛包の単位のことで、髪の毛2,3本がセットになったものというイメージです。

薄毛、特にAGAの症状には段階があり、それぞれで植毛に必要となってくるグラフトの本数も違います。AGA以外の薄毛症状の場合も、自身の薄毛の範囲を確認して必要なおよその本数を算出してみましょう。自毛植毛の治療では、このグラフト単位で費用が変更となることが多くなっています。

【薄毛タイプの段階について】

[レベルⅠ]

初期段階の症状で、生え際が少し後退し始めた状況です。
進行を抑制するために内服治療も可能ですが、自毛植毛の場合はおよそ400グラフトが必要となります。

[レベルⅡ]

AGAが進行してしまい生え際がM字になってきているのがわかる状態で、進行の抑制だけでなく発毛の治療が必要となってきます。
植毛を行う場合、およそ600グラフトの移植が必要となってきます。

[レベルⅢ]

M字が後退し、生え際だけでなく全体的にも少し薄くなっているのが分かる状態で、レベルⅡの倍、1,200グラフト程度の移植が必要となります。

[レベルⅣ]

生え際だけではなく、頭頂部もO字型に薄宇なっているような状態です。
薄毛の範囲が増えてしまっているため、移植のために3,500グラフト程度は見ておきたい段階です。

[レベルⅤ]

生え際のM字、頭頂部のO字が進行し、薄毛の範囲がくっつく程度まで症状が見られます。広がり次第ですが、4,000グラフト程度必要となるでしょう。

[レベルⅥ・Ⅶ]

前頭部の薄毛と頭頂部の薄毛が繋がり、U字といわれるほどに症状が進行しています。
後頭部、そして側頭部にはけが残っていますが、この段階になると抜けた毛髪は35,000~45,000本に達するとされています。
植毛の手術方法にもよりますが、この段階までくると植毛に必要となるグラフト数が多くなり、安全性に影響が出てしまうため、自毛植毛はあまりおすすめできません。

このように、段階によって必要なグラフト数は大きく異なります。
費用面はもちろんのこと、治療自体が難しくなってくる可能性もあるため、薄毛の治療は早めに始めるのがおすすめです。

【AGA以外の薄毛って? 原因と対策を一挙紹介!】

自毛植毛はAGAの治療に多く使用される方法ですが、それ以外の薄毛症状の治療に使われることもあります。
それでは、薄毛にはどういった種類があるのでしょうか?

 

・粃糠性脱毛症・脂漏性脱毛症

[症状]
生活場面においては、シラミなどからの感染症・頭皮の感染症に伴う頭皮のフケ・生活場面での汗が原因の皮脂が多く発生します。
粃糠性脱毛症では乾燥してかさぶたのように毛穴をふさぎますが、脂漏性脱毛症では皮脂が過剰に分泌してフケとともに毛穴を防いでしまいます。これらが原因で雑菌を繁殖させ、強いかゆみ・抜け毛を発症させ、薄毛へと繋がります。

[原因]
脂漏性皮膚炎から発生することが多くなっています。原因はマラセチア菌というカビで、これが皮脂を分解し、薄毛・抜け毛に繋がります。
汗をかきやすい方をはじめ体質の問題はありますが、生活場面では屋外で直射日光のあたるお仕事を長時間されている方や、ヘルメットをかぶり汗をかいたままの状態でいる時間が長い人も、この症状を発症させやすいのが特徴です。

[対策]
仕事で長時間汗をかいているような方は、休憩時間は直射日光のあたらない場所で過ごすようにしてみましょう。ヘルメットをかぶっている人には適宜汗をぬぐうことでも少なからず症状は抑えられます。
毎日のシャンプーをする際には、地肌に優しいタイプの薬剤を使用することと、爪を立てて洗わずシリコンタイプのシャンプーブラシを使用するのがおすすめです。
その他にも、ストレスを軽減させる生活をすること、食事も脂っこいものを控えること、不規則な生活をされている方は改善することが必要です。

・円形脱毛症

[症状]
10円玉程度の大きな円形・楕円形の脱毛があらわれる症状です。何の兆候もなく突然現れますが、起床後に抜け毛が目立ち、脱毛斑がみられる場合には、その疑いがあります。
年齢も子供から高齢者に至るまであらわれ、男女性別問わずに現れます。特に、15歳以下の発症率は全体の4分の1程度と比較的高めとなっています。
円形脱毛症で多い症状は一か所に症状があらわれる単発型で、眉毛や体毛にもこの症状があらわれます。この症状がさらに進むと、頭部の複数の箇所で脱毛斑がみられる多発型、脱毛斑の結合が細長く、側頭部の生え際に沿って舵を切ったように症状があらわれる蛇行型、頭皮が全体的に抜け落ちてしまう全頭型、更に身体の全身の毛が抜け落ちてしまう汎発型などになっていきます。

[原因]
精神的なストレスだけではなく、出産後の女性に多い女性ホルモンのバランスが悪くなることやアトピー疾患をお持ちの方にも症状は表れます。

[対策]
規則正しい生活をおくることでホルモンバランスを整える、ストレスフリーの生活を送る、食事も偏ったものではなくバランスのとれたものを摂ることで改善されます。

・抜毛症(トリコチロマニア)

[症状]
健康な髪を自分で抜いてしまう症状で、精神疾患の一種として該当します。多くの場合は皮膚には異常がなく、自分で髪を抜くことをやめることが出来ると、症状は改善されます。
15歳未満の若い人に症状が現れやすいのが特徴ですが、大人も当てはまります。

[原因]
ストレスなどによる精神疾患の一つとされています。

[対策]
精神科医・臨床心理士などの専門医による診療で改善を図ります。

このように、薄毛や脱毛などにはそれぞれ原因があります。
AGAは男性ホルモンによる影響で進行しますが、これらの症状ではホルモンというよりは生活習慣など外的な要因、精神的な要因が原因として挙げられることが分かります。

男性と女性の薄毛治療の違いって?

AGAはほぼ男性特有の症状で、女性特有の薄毛症状にFAGAというものがあります。これらは似たような名前ですが、脱毛のパターンが異なります。FAGA以外にも性別を問わず男性女性に発症の可能性がある、特に女性に発生しやすい症状はあります。
そうした症状の治療方法として、自毛植毛が検討されることもあるのです。

・びまん性脱毛症

[症状]
主に女性が発症しますが、髪の密度が減り、その間から地肌が見えてしまうことが特徴です。脳下垂体から分泌されるホルモンの低下が原因で、頭皮全体が薄くなり、全身の体毛も薄くなります。
厳密に分けると、休止期脱毛症と女性男性型脱毛症(FAGA)の2つに分けることが出来ます。

[原因]
脂っこい料理が中心の偏った食事も一つですが、冷え性や眼精疲労、喫煙習慣があったり慢性的な身体の不調に伴う血行不良も原因の一つです。美容院でカラーやパーマをあてている方は、アルカリ性の強い薬剤を使用することで、頭皮は弱酸性ですから髪のいたみに繋がります。
その他、加齢に伴う女性ホルモンの減少や不規則な生活、避妊薬の服用でも症状が出やすくなります。

[対策]
生活習慣が大きな原因となるため、解消のためには規則正しい生活を送ることが推奨されます。睡眠時間を確保してしっかりと休み、生活習慣を見直すことで症状改善に繋がります。
シャンプーを使う際も、髪の負担を軽いタイプのものを使用すると、毎日の頭皮ケアの働きがあります。

・休止期脱毛症

[症状]
女性のヘアサイクルは、4~6年の成長期を迎えます。その後2~3週間の退行期に入り、2~3か月間の休止期となります。通常の場合は毛根の90%が成長期に生えてきますが、この症状ではホルモンバランスが崩れてサイクルの変化に伴い、休止期に毛根の成長が始まります。その結果、髪を長く太く生育させることが出来ず、抜け毛へと繋がります。
この不規則なサイクルが長期に渡れば薄毛の症状があらわれます。さらに、6か月以上かけて進行する慢性型と、短期間で一気に症状があらわれる急性型があります。

[原因]
ストレスや、偏った食事・極端なダイエットによる栄養バランスの欠如、、加齢に伴うホルモンバランスの低下などが主な要因です。

[対策]
急性の場合は急激に生活環境が変わったり、服用している薬が原因であったりするため、生活を戻す、薬剤の服用を刺激の強くないものにすることで症状が改善されます。多くの場合原因が明確で、長期にわたって症状がみられることはありません。
一方で慢性的に発生している場合は加齢やストレスの要素があるため、丁寧な頭皮ケアやストレスを少ない生活をすることがおすすめです。

・女性男性型脱毛症(FAGA)

[症状]
女性の薄毛症状の中でも多い症状の一つですが、男性のAGAと大まかな原理は同じです。女性にも男性ホルモンが分泌されていますので、分泌されるホルモンに影響され、成長度合いが高くなればFAGAの症状に繋がります。

[原因]
加齢に伴う男性ホルモンの分泌量の増加、ストレスのかかる生活をおくっていることと極端なダイエットにより、症状は表れやすいです。

[対策]
適切なストレス発散はもちろん、食生活においてもビタミン・たんぱく質を多くとるようにすることで症状を抑えることに繋がります。

こうした女性にも多く表れる脱毛症で、男性の場合は進行度合いによっては自毛植毛が検討されますが、女性の場合然程多くないのは女性ホルモンによる影響が大きくなります。ホルモン量が一定割合で分泌されるため、一部分が薄くなる、ハゲてしまうのではなく、全体的に薄くなっていくのです。女性の薄毛治療で自毛植毛が検討されることが少ないのは、このように全体的に薄くなっているため、部分的に移植する必要性がないということが理由として挙げられます。

一方で男性の脱毛の場合、女性ホルモンがそもそも少ないためそうした作用が見込みづらく、またAGAの場合は男性ホルモンの作用が影響しており特徴的な進行となるため、自毛植毛も多く検討されます自毛植毛は頭髪のグラフトに症状が発生していない部分があれば施術が可能ですが、症状が進み患部が広くなっていたり複数個所にわたると、治療が難しくなります。

自毛植毛、そのメリットとは?

自毛植毛は、頭皮ケアの一つとして魅力ある治療方法の一つですが、そのメリットをいくつかご紹介します。

【自毛植毛のメリット】

・生涯生え続ける
・定着率が高い
・治療時間が短い
・自然な見た目になる

まず、自分の元気な頭皮細胞を患部に移植させる施術ですから、その髪が定着すると自分の髪型として生涯生え続けることが出来ます。自分の毛であるためフィットもしやすく、高い確率で薄毛改善の効果があります。

人毛植毛と比較されがちな人工毛の植毛の場合は、あらゆる検査をした上で施術をしていても、毛髪によく似た繊維を頭皮に埋め込む形になるので、人体にとっては異物と捉えられてしまいます。そのため炎症や化膿などの拒絶反応を起こしてしまいやすく、術後しばらく経つと多くの移植毛は落ちてしまいます。各種治療薬では、年単位での薬品の投薬が必要な場合があり、完全に症状が改善できるとは言い切れません。自毛植毛による治療は植毛した髪の毛が自然に生えるので、一度の施術で症状が改善されれば数度の通院以後で問題なければ、定期的なメンテナンスが不要です。

治療に要する時間が比較的短くて済むことも特徴の一つで、事前の検査には別途日にちが必要ですが、植毛施術は1日で終わることが多く日帰りでも行えます。治療を受けてからも通常通りの生活を送ることが可能で、数日経てば洗髪も可能です。施術の痕が残ることが気になる点の一つですが、概ね1~2週間でその痕は消えます。通院によるケアは多くの医療機関・毛髪クリニックにて行っています。追加で施術を受けたい場合でも、期間を開けることで対応することができます。

自毛植毛により生着した頭皮は自分の自然なものと同じなので、加齢につれて周囲の髪も同じように成長をしていきます。そのため、施術部位だけが目立つことがありませんから、見た目で自然植毛しているとわかることはほぼありません。毎日の髪のセットをする際も、自然な形でセットしやすいことも特徴の一つです。

また、AGAをはじめ各種薄毛の症状については、男性ホルモンの分泌が少ない後頭部から薄毛の症状があらわれることは少ないです。植毛した毛根の多くが発毛するので、術後の効果も高いと言えるでしょう。

施術前後の検査とアフターケア以外ではメンテナンスの必要が無く、高い確率で効果が得られますす。施術後の日常ケアを注意して行えば、頭皮のお悩みが改善されることが見込めます。

自毛植毛にもある、気になるデメリット

一方で、自毛植毛にもデメリットはあります。

【自毛植毛のデメリット】

・効果の実感には時間がかかる
・身体的な負担が大きい
・定着率は一定ではない
・費用が高く感じる

まず、施術を行った後は毛周期という発毛サイクルに合わせて1か月に約1センチの成長をします。しっかりと生えそろうまでは最短でも半年はかかります。そのため効果が実感できなくて、違う方法によって育毛・増毛を考える人は出てきますが、その必要はありません。不安な場合は施術したクリニックの医師との相談・カウンセリングが必要となります。

治療方法にもよりますが、外科手術を行う場合は後頭部の施術をする部分を除去するため、手術前にその箇所を長さ1mmから3mmにまで刈り上げる必要があります。見た目に違和感を感じることも少なくありません。また、患部に麻酔を打った時から手術中が長時間にわたり、麻酔が切れた際の痛みも強く、体力的な負担も少なくありません。痛みにも個人差がありますから、気になることがあれば各クリニックでの確認が必要です。また、多くの場合は手術後に痛み止めを処方していただきます。

毛根の本数には限りがあり、毛根を移植して位置を変えるだけですから、毛根の数が増えるわけではありません。日本人の髪の毛の平均は、通常の方で平均10万本あります。後頭部と側頭部の毛根を移植する場合は最大1万6千本ほどです。グラフトと毛の本数は異なるため、おおよそ5,000~7,000グラフトと考えましょう。脱毛部分の範囲が大きければ手術の範囲も広くなり、必要な毛根やグラフトにも限界があります。

人によって定着率が異なり、各クリニックでこまめな検査や手術をしても失敗のリスクもあります。医師の技量によっても仕上がりに違いが出ますから、その失敗のリスクを踏まえて手術をする必要があります。

手術後数日間の生活ですが、痛みや頭部分のかゆみが出やすく、手術の内容によっては頭皮の腫れが出ます。人によっては手術後数日間瞼が腫れることがありますが、患部を冷却することで症状を和らげることが出来ます。心理的な部分では、施術後に鏡を見て頭皮環境の変化に伴っての自分の姿の違いから、一時的な脱毛現象によるショックロス現象も起こります。見た目の範疇においては、頭部に包帯もしくはニット帽をかぶり、頭部のケアを図る必要があります。学校の休日や職場では休みをとることで、見た目の問題は防ぐことが出来ますので、日常生活においては大きな影響は出ません。

費用面に関してみると、一般的な相場としては最低100万円とされています。複数回の手術や多くの増毛を望む場合には追加で金額が発生します。一度の治療で効果が高く、メンテナンスも必要ないのが特徴ですが、相応の金額が発生することも注意が必要です。

手術をした場合、手術中には痛みがあり、術後にキズは残ります。術後数日間は生活場面での制限も発生します。毛髪が生えそろうまでは時間がかかり、相応に費用をかけたことで治療後の生活において焦る気持ちが出てきて、違う治療方法を考える人もいます。施術後に効果が出るのには最低でも半年以上はかかりますから、不安な場合は手術をしたクリニックに相談をしながら、日々の生活をおくることが必要になります。

【自毛植毛は大きく分けて2種類】

では自裁にクリニックで手術を受ける場合、どのような方法があるのでしょうか?
大きく分けてFUT法とFUE法の2種類あります。それぞれの概要とメリット・デメリットについて説明します。

・FUE法

FUE法(Folicular Unit Extraction)は、移植する側頭部・後頭部からのグラフトをとる際に、一切メスを使用しないで手術をおこなう方法です。その代わりに、道具はパンチプレートを使用し、毛根を一つ一つ頭皮からくりぬいていきます。薄毛部分の移植をする際も、0.6~0.8mm程度の穴を一つ一つ開けていき、その患部に毛根を植え付けていきます。

[FUE法のメリット]
この方法のメリットは、頭皮を切り取る必要が無く、傷が最小限で済むことから手術後に麻酔が切れても大きな痛みを伴わないという点です。縫合の必要が無く抜糸も不要なため、手術後の通院頻度も少なくて済みます。回復までが早く、適切な日常ケアをすることで数日経てば問題なく日常生活をおくることが可能です。
ただし、患部のかさぶたが取れるまでは、最大3週間はかかりますから、その間は患部に包帯を巻いてケアをする必要があります。

[FUE法のデメリット]
一方で、毛根部を傷つけるドナーロスを起こしてしまう可能性があります。施術をする医師によっては、盲目的にグラフトを採取するため、毛根部分を傷つけてしまいます。その場合植毛をしても正常に発毛する可能性が低くなってしまい、医師の技量によって効果が変わります。
また、手術の際には相応に時間を要します。1時間で採れるグラフトは120株程度ですから、本数が多いと相応に手術時間も長くなったり数日に跨いでしまいます。時間の経過とともに生着率も下がりますから、手術の範囲が広い場合には適切ではありません。

・FUT法

FUT法(Folicular Unit Extraction)はストリップ法ともいわれており、ドナー部分の頭皮をメスで切り取り、毛包単位での株分けをした後に、植毛をする施術です。

[FUT法のメリット]
この方法のメリットは、ドナー部分の頭皮を切除して実体顕微鏡を使って人の目で一つ一つ株分けしていくという方法から、毛根を傷つける可能性は極めて低いという点が挙げられます。
側頭部・後頭部のドナー数は限られていますから、リスクを軽減して確実な手術を望まれている方には最適な方法です。

[FUT法のデメリット]
頭皮を切って行うため傷口も広くなり、手術後には相応の痛みが発生します。特に、手術後数日間の間に患部に何かが触れてしまった場合には激痛を受けることもあります。そのため、洗髪を数日間は控えるようにしたり、生活場面でも包帯を巻いた上での制限のある生活を2週間程度はおくる必要があります。
また、縫合が必要になり、吸収糸以外で手術をしている場合には抜糸の為の通院が必要となります。

大きく2つの手術をご案内いたしましたが、それぞれにメリット・デメリットがあります。クリニックとの相談も必要ですが、ご自身で髪の状態や手術後の痛みを踏まえた上で、自分に合った方法を選ぶ必要があります。

自毛植毛の副作用について

自毛植毛は、外科手術ですから手術中の痛みをはじめ副作用は起こり得ます。手術後にも痛みが出ることがありますから、いくつかご紹介いたします。

【手術当日から翌日にかけて】
手術直後は、頭皮が傷ついている状態ですから、麻酔が切れた後に頭痛や頭皮の痛みが残ります。各クリニックで痛み止めを処方されることが多く、それを服用することで症状は和らぎます。また、吐き気やしゃっくりが止まらなかったり、患部の出血が微量に残ることがありますが、時間が経てば治ります。

患部の出血は、包帯や出血を止めるテープが各クリニックで処方されますから、それを患部に充てることで出血を止めていきます。

【手術後2週間程度まで】
手術後におおよそ2週間後までに残る副作用としては、瞼の腫れがあります。これは最も多く起きる副作用の一つで、手術の際に投薬した麻酔が、手術中に瞼周辺に流れてしまった場合によく起こります。患部を冷却治療することで症状を抑えることが出来ますが、治るのに1~2週間程度時間を要します。

手術をした箇所ですが、傷が残るほかにもかゆみがしばらくの間生じます。手術直後は定着するための段階の一つであり、掻きむしることが出来ませんからとてもつらい状態となります。その間は、洗髪の際もこすり洗いできません。手術後2週間が経過して、クリニックで洗髪することが許可されたら、洗髪後にかゆみも和らぎます。

【手術後3か月程度まで】
患部にニキビのような吹き出物が出来ますが、クリニックで塗り薬が処方されることが多く、それをつけることで症状をおさえていきます。心理的な問題としては、概ね20%の方にショックロスといわれる現象が起こります。この原因の一つとしては、頭皮の血流が変わることが挙げられます。手術をした箇所の周囲の怪が自然と抜けてしまうため、それに伴ってショックを受けることがこの現象です。

術後2週間経過した後に、移植した毛髪が抜けてしまうこともあります。これは新しい髪に生え変わる段階の一つですが、手術を受けても抜け毛が出ることに驚いてしまう方は多いでしょう。側頭部・後頭部の頭皮の成長が弱くなっている状態では、次の発毛の際は細い毛髪しか生えない、もしくは出ない場合もあります。多くのクリニックでのカウンセリングで診断結果の報告は受けますが、改めてショックを受けてしまうことが多いのです。

【手術後6か月程度まで】
手術後6か月経てば、早く発毛される方の場合は正常な髪質に戻っています。しかし、それまでの間は患部が一時的な痺れが残り、頭皮の感覚も鈍ってしまいます。この間は、生活場面でも違和感が残る印象です。

手術後はもちろん、段階に追っての痛みや身体の不調、心理的な問題はあります。生活場面でも制限が出たり、抜け毛が出ると不安やイライラすることも出てくるでしょう。しかし、成長段階では避けられないことの一つですから、可能な範囲で我慢したり日常ケアをしていく中で、対応が困難な場合には、手術をしたクリニックに相談することがおすすめです。

自毛植毛を受ける際に気を付けたいポイント

・費用について

自毛植毛の費用は保険適応外であり、グラフト数によって変わります。クリニックの多くは最低100グラフトからの手術を提供していますが、500グラフトで基本治療費込みで50万円はかかると見込んでおきましょう。
グラフトの本数が増えると、相応に費用は変わりますし、別途通院費・検査料金も発生する場合もあります。支払い方法も、分割ローンやクレジット払いが可能なクリニックもありますが、総額支払う料金確認も一つ必要な作業となります。

薄毛の初期状態でも最低50万円はかかりますので、決して安くはありません。クリニックの医師の技術やアフターケアの対応を踏まえて、適切なクリニックを選ぶ必要があります。

・クリニックの選び方

実際に治療を受ける場合、クリニック選びも重要です。

[技術レベル]
何をおいてもまず治療の技術があるところを探すことが大切です。治療のスピードや価格を重視する方もいるかもしれませんが、早い、安い場合もそもそも失敗してしまうリスクを考えた場合、技術があり信頼性の高いクリニックを選ぶことが必要です。確かな実績があるところ、出来る限り頭皮を傷つけない治療を実践しているところなどを選びたいものです。
レベルはもちろんのこと、効果があるとされている治療を行っているか、負担の少ない治療を行っているかなども確認して選ぶようにしましょう。

[サポート体制]
自毛植毛は手術を受けて終わりではありません。外科的な手術となるため、術後のケアも非常に重要です。しっかりとサポートしてくれるところを選びましょう。

もちろん、術後だけではなく手術前の説明等に関しても非常に重要です。事前にカウンセリングが受けられる、親身になって相談にのってくれるなど、信頼できるところを選ぶことも重要です。可能であれば無料カウンセリングなどを利用して複数のクリニックから選択するようにしましょう。難しい場合も症例や口コミ等を参考に選ぶことが重要です。

【自毛植毛が受けられない人もいる!?】

自毛植毛は外科的な手術の要素を含むため、持病を持っている方は治療を受けられない可能性があります。例えば糖尿病などの場合、傷口の回復が遅く化膿してしまうこともあり、手術自体のリスクが高くなります。また、頭皮に傷がある場合なども場合によって受けられないことがあります。

 

また、移植できる頭髪が無い場合などはそもそも自毛植毛を行うことができません。そうした場合は人工毛植毛など別の方法を検討する必要性も出てきます。せっかく手術を検討していても治療が受けられない場合がありますので、手術が受けられるか否かは早い段階で相談しておくと良いでしょう。

一口に薄毛といっても、様々な症状があります。初期段階で治療に入った場合は自毛植毛をしなくとも回復する見込みがありますが、発見が遅くなった場合、治療には日数や費用を要します。出来る限り早期に発見し、しっかりと治療しましょう。手術後の生活に関しても、ストレスのかからない規則正しい生活をおくることが症状を改善させる最善策です。

早期発見の場合も費用も安くはなく、手術内容によっての良し悪しや副作用もありますから、まずはその辺りをしっかりと確認しておくことが重要です。AGAの場合もその他の薄毛の場合も、本当に自毛植毛をした方が良いのか、といった点はきちんと見極めるようにしましょう。

技術・アフターケアを含めていつでも相談出来て信頼できるクリニックを選ぶことも大切です。信頼できるクリニックを選び、納得して治療を受けることで自然な毛髪にすることも可能になるかもしれません

記事をシェアする