クラウドクレジットとは? | ソーシャルレンディングで投資に挑戦
これまでは、大手企業や政府などがリードしてきた金融の世界ですが、今は一個人で投資が素人の方でも簡単に始められる時代になりました。
中でも、今注目を集めているのが新興国を中心とした海外ファンドに特化したソーシャルレンディング事業者『クラウドクレジットサービス』です。
クラウドクレジットは、これまで東欧や南米などが中心とし、人気を集めています。
日本ではあまり知られていませんでしたが、先日「ガイヤの夜明け」でも取り上げられたこともありに日本でも注目を集め始めています。
今回は、今話題のソーシャルレンディング事業の『クラウドクレジットサービス』について、詳しくご紹介していきたいと思います。
Contents
1.クラウドクレジットとは?
クラウドクレジットはクラウドファンディングの一種で、ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)に分類されるサービスです。
クラウドクレジットは、高利回りが期待できるのに1万円など少額から始められるので、人気が出てきているサービスです。
ソーシャルレンディングを取り扱っている会社は、それぞれ取り扱うファンドに特徴を持っています。
クラウドクレジットは公式サイトで、「安定的な資金を求める資金を求める国と魅力的な運用先を探す国をつなぐサービス」と紹介されており、新興国を中心とした海外ファンドに特化したソーシャルレンディング事業者です。
クラウドクレジットは世界中の様々な国で、本当にお金を必要としている人や事業者と投資家のお金を結びつけることで、新しいビジネスや雇用が生まれ経済を成長させていくプラットフォームです。
このような国を対象にした、ソーシャルレンディング事業者は、現在はクラウドクレジットのみとなっており、独自性の高さから多くの方から注目されています。
簡単に、クラウドクレジットについてご紹介しましたが、クラウドクレジットをもっと理解するためには「クラウドファンディングが何か?」を理解することが非常に重要なポイントとなっています。
次は、クラウドファンディングについて説明します。
1.2そもそもクラウドファンディングとはなにか?
クラウドファンディングとは「クラウド(群衆)」と「ファンディング(資金調達)」を組み合わせて作られた造語で「インターネットを介して不特定多数の人から少額ずつの資金を調達する」ことを意味しています。
これまでの、資金調達といえば一般的に金融機関からの融資や関係者、ベンチャーキャピタルによる出資などが主でしたが、このような資金調達にはない“手軽さ”や“拡散性の高さ”などから新たな資金調達の仕組みとして、クラウドファンディングは注目されています。
欧米では、一般的な予算調達方法としてクラウドファンディングは認知されていましたが、日本では2011年に国内最大規模を誇るクラウドファンディング会社「Readyfor」がサービスを開始し、6月には「CAMPFIRE」がリリースされたことで、日本でも本格的に始動し始めました。
2011年は東日本大震災が起き年でもあったことからクラウドファンディングで、新たな資金調達や寄付をする際の手段として急速に浸透した経緯があります。
クラウドファンディングは、大きく5つに分類されます。
・寄付型クラウドファンディング
・購入型クラウドファンディング
・ファンド型クラウドファンディング
・株式投資型クラウドファンディング
・融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
クラウドクレジットは、融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)に分類されます。
1.3クラウドクレジットの手数料は?
・口座開設での手数料は?
クラウドクレジットに関わらず、クラウドファンディングを始める際には、各ソーシャルレンディング事業者のサイトで口座開設をする必要があります。
通常の銀行などと同様で、口座開設や口座維持などで手数料などは掛かりません。
・ファンド投資で掛かる手数料は?
クラウドクレジットで、実際にファンド投資をする際には主に3つの手数料が掛かってきます。
【デポジット手数料】
デポジット手数料とは、入金手数料(振込手数料)のことです。
クラウドクレジットから投資をする際には、クラウドクレジットで開設した口座を利用して投資をすることになります。
この、クラウドクレジットにある口座へ入金をする際に必要な手数料がデポジット手数料(入金手数料)です。
この手数料は、使用している銀行によって振込手数料は異なるので自分の使っている銀行の手数料を調べてみてください。
【ファンド運用手数料】
運用手数料は、ファンド投資した金額から差し引かれる手数料のことを指します。
この運用手数料は固定ではなく、投資金額から割合が決められます。
だいたい、出資した金額から1~2%前後かかりますが、ファンドによって運用手数料が違うため事前に確認しておくことをオススメします。
また、ファンド運用手数料が無料のところも多くあり、クラウドクレジットで掲載されている各ファンドは運用手数料を差し引いた期待利回りを常に表示されているため、運用手数料を考えて投資をする必要がないので、初めての方でも分かりやすいと思います。
【ファンド解約手数料】
ファンド解約手数料とは、一度投資すると決めた案件がありながら、それをキャンセルしたときに発生する手数料のことです。
原則として、投資家側から投資したファンドの解約解除はできないことになっていますが、やむをえない理由がある場合はクラウドクレジット側で設けている解約基準に通れば、途中解約も可能になっています。
その場合のファンド解約手数料は、当初出資額の5.4%です。
例えば、100万円投資をして、解約する場合は54,000円の手数料がかかることになるので、途中解約をしないためにも、慎重に投資をしましょう。
1.4クラウドクレジットの利回りは?
クラウドクレジットのファンドの多くは、ロシアルーブル、メキシコペソ、ブラジルレアルなど新興国が中心となっています。
ユーザーは比較的高い為替リスクを負う分、高い利回りを見込みことができると言われています。
実際に、クラウドクレジットが発表している統計によれば、2014年6月から2018年8月まで運用したファンドの利回り平均値は5%程度です。
海外では、利息手数料の上限が日本と異なるため期待利回りが約5.9%~約12.2%、中には10%以上の高利回りの実現もあります。
クラウドクレジットでは、これまでに3万1000人のユーザーを獲得しており、累計投資金額は約150億円にものぼります。
ファンド数や種類も充実しているので、投資が初めての方でも希望にあったファンドが見つかりやすいため、効率よく投資をしたい方にピッタリです。
2.クラウドクレジットの評判
クラウドクレジットの評判でよくあがっているのが
1.利回りの良さ
2.大手企業との資本提携
3.少額から投資ができる
4.積極的な情報発信をしている
の主に4つがありました。
【評判1】利回りの良さ
クラウドクレジットが高評価として上がられるのが、何といっても“利回りの良さ”です。
クラウドクレジットでは、日本よりも融資の上限が高く設定されていることもあり、国内の案件よりも高い利回りを期待することができます。
通常のソーシャルレンディングでは4%~7%ほどの利回りが平均的ですが、新興国を中心に募集を行っているクラウドクレジットでは2018年9月時点での平均利回りは約8.3%で、中には10%前後の利回りを出している月もあるほどです。
【評判2】大手グループから出資を受けている
さまざまな企業による出資を受けていることもクラウドクレジットの特徴として上げられます。
クラウドクレジットは2013年会社設立直後に「企業ファイナンス」の著者として有名な磯崎哲也氏がゼネラルマネジャーを務めるフェムトスタートアップから資金調達を受けています。
そして、2015年3月には国内大手総合商社である伊藤忠商事株式会社が、クラウドクレジットの発行済み株式の18%を約2億円超で取得しています。
その他にも、第一生命グループや三菱UFJキャピタル、LINEベンチャーズ、GCIキャピタルなどもクラウドクレジットに出資をしており、要はこれらの企業がクラウドクレジットの株主になっているということです。
現段階で、大手企業が出資しているソーシャルレンディングサービスは、数えるほどしかなく、信用面からしても伊藤忠商事と連携しているクラウドクレジットは、大きなメリットの1つとして上げられると思います。
【評判3】少額から投資ができる
クラウドファンディングなど投資をすることが初めての方や、海外投資未経験の方にとっては、最初から高額な投資をするのは抵抗がありますよね。
クラウドクレジットは、そのような初めての方でも手軽に投資できるように最低出資金が1万と少額です。
これは、他のソーシャルレンディングと比べてみても非常に低い水準です。
クラウドファンディングに挑戦してみたいけど、元本割れのリスクなどが怖い方には、クラウドクレジットは向いていると思います。
【評判4】積極的な情報発信をしている
どんなに、クラウドクレジットの評判がよくても実態がよく分からない会社を通して投資をするのは不安ですよね。
クラウドクレジットは、セミナーや動画コンテンツ、ブログの更新など常に情報発信を継続的に実施しています。
また、毎年1回投資家向けの運用報告会も行っており、各ファンドの運用状況などを詳しく説明してくれます。
そのような細かな情報発信をしているソーシャルレンディング事業者は、あまりないので、クラウドクレジットを信用できるポイントの1つとなっています。
2.2 クラウドクレジットの実績
クラウドクレジットはファンドの透明性を非常に重要にしており、2014年6月からファンドの実績や運用状況などをすべて公開しています。
これまでの運用で延滞が発生していることはありますが、比較的高利回りで分配しており、償還実績もあります。
クラウドクレジットでは、2015年5月くらいから出資実績を伸ばしてきており、2016年6月には15億円を突破しています。
2017年4月には25億円を超え、6月には30億円を突破し、約半年で2倍の成長を遂げています。
クラウドクレジットは、出資の実績だけでなく償還実積もしっかりとあり、実際にペルーの小口債務者支援プロジェクトでは無事に満期償還となっています。
これまでのファンド運用実績(2019年9月)を見てみると
累計出資金額:207億5092万円
運用開始済みファンド数:718
償還済みファンド数:235
償還時元本割れ件数:30
元本割れ件数が30件と非常に低く、元本割れの割合は12.74%です。
2.3 クラウドクレジットのリスク(元本割れ、貸し倒れなど)
ソーシャルレンディングの中でも利回りが良いことから、クラウドクレジットはかなり人気の高いソーシャルレンディング運営会社になっています。
しかし、あくまでも投資になるのでローリスクではありません。
もちろん、元本割れや貸し倒れなどのリスクが伴うことがあるので注意が必要です。
そもそも、ソーシャルレンディングにおける、元本割れとは「投資した金額よりも返済額の方が少なくなってしまう状況」のことを指します。
元本割れは、クラウドクレジットに限らず、投資型クラウドファンディングには元本割れを起こす可能性を秘めている商品でもあります。
元本割れが100%起こらないという保障はないので、そのリスクは常にあることを意識しておきましょう。
一方、ソーシャルレンディングにおける、貸し倒れについて調べてみたところ、2018年1月までの貸し倒れ率は1,47%となっていますが、クラウドクレジットでは返済遅延ファンドは数件発生し、ファンド運用期間が延長するケースはありましたが貸し倒れのケースはこれまでないようです。
クラウドクレジットでは、貸し倒れは確認できていないので安心できる一方で、返済が予定通り行われず遅延する案件はあるようなので、投資する際には遅延しそうな案件は避けた方がベストだと思います。
2.4 こんな人には、クラウドクレジットがおすすめ
- 投資をしてみたいけど、何から始めていいのか分からない
- 仮想通貨などにも興味あるけど、怖くて手が付けられない
- 投資の知識がない
- 少額から投資を始めたい
- 新興国のビジネスや困っている人を助けたい
- 世界に貢献する投資をしたい
クラウドクレジットは、このような方にオススメです。
ソーシャルレンディングに興味はあるけど、高額を投資するのはちょっと避けたいという方でも、クラウドクレジットは1万円から投資することができるので、初心者でも始めやすい環境が整っています。
2.5 クラウドクレジットのキャンペーン情報
クラウドクレジットでは、時期によってお得なキャンペーンを実施しています。
この、キャンペーン内容によっては、お得に投資することができるのでクラウドクレジットを利用する際にはキャンペーンのチェックも忘れずにしてください。
過去にあったキャンペーンをご紹介すると、
・5周年感謝Amazonギフト券プレゼント
合計で50万円以上の金額をクラウドクレジットで投資するだけで、1000円分のAmazonギフト券がプレゼントされるキャンペーンです。
・キャッシュプレゼントキャンペーン
期間中に10万円以上投資したすべての方に3,000円の現金プレゼント
このキャンペーンは1つのファンドに10万円以上でも複数ファンドに投資した金額10万円以上でも3,000円が口座に振り込まれるキャンペーンです。
・1/2キャンペーン
運用期間や運用手数料が半分になる1/2キャンペーンで、設立3週間を迎えたときの大盤振る舞いのキャンペーンです。
クラウドクレジットのキャンペーンは、年末年始に行われることが多いようですが、不定期にお得なキャンペーンも実施しています。
投資を考えている方は常にクラウドクレジットのHPをチェックしてみるのがオススメです。
まとめ
クラウドクレジットは、1万円の少額から投資でき利回りが良いのが一番にポイントです。
社会貢献性が高いファンドを提供して、運用レポートなどを投資家にもこまめに報告してくれるので、ソーシャルレンディングが初めての方でも安心して投資をすることができます。
過去にソーシャルレンディングの業界では「みんなのクレジット」という業者が高利回りを謳いキャンペーンを行い多くの投資家から40億円を超える資金を集めて、そのうち10億円ほどは投資家の返済につかい、残りの30億円は代表が経営する親会社グループへ融資していた事件があったため、ソーシャルレンディング業界に不信感を持つ方が増えてしまいました。
その点、クラウドクレジットは伊藤忠商事など大手企業が出資していることから安心面でも高い評価を受けています。
ただ、クラウドクレジットは投資になるのでリスクは伴うことは忘れてはいけません。
もちろん同業他社と一緒で元本割れなどのリスクはありますが、新興国に目を向けた高利回りファンドを多く扱っているので、クラウドクレジットはとても魅力的なソーシャルレンディングサービスの1つだと上げられます。